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夏の淫獄 その1

 【28//2012】

序盤を掲載します。


第一章

 電車はまだ来ない。

 時刻は夕暮れ、夏も終わりに近づきつつあるが、まだ日差しは強く、太陽の光が眩しい。ふたりの少女が駅のホームに佇んでいた。どちらも半袖のセーラ服姿でバックを抱えている。先ほどからやや小柄な少女が、もうひとりの少女に何やら盛んに話しかけていた。
「麻衣先輩、知ってますか? 駅前のアイスクリーム屋さんで、この地域だけの限定商品を売ってるんですよ、今度、一緒に行きませんか?」
「そうなんだ。でも私アイス好きだし……」
「アイス好きなら行きましょうよ。期間限定だし、早く行かないとなくなっちゃいますよ」
「彩奈ちゃん、好きだからダメなんじゃない、ハマったらどうするのよ」
 彩奈と呼ばれた少女は、この春になぎなた部に入部したばかりの新入生だ。だが先輩に対して遠慮をする素振りはない。彼女は先ほどからまるで麻衣をデートにでも誘うかのように、次から次へと話題を振り麻衣の歓心を買おうとする。無理もない。学園中の憧れの的である麻衣とふたりっきりなのだ。
 どちらもかなりの美少女だった。彩奈は小動物のように、キョロキョロと小首をかしげては、肩まで伸びた黒髪をはためかせ、麻衣へ質問を投げかけている。麻衣の反応によって不安気になったり、嬉しそうにしたり、表情を豊かに変化させるのが可愛らしい。
 一方、麻衣はストレートボブの襟足を綺麗に揃えた清潔感のある髪型で、背筋がピンと張った美しい立ち姿だ。なぎなたの名手である麻衣はセーラ服姿ながら、女性武道家らしい凛とした輝きを放っていた。
 麻衣は双子の姉である亜衣と共に、天神の護り手である巫女でもあった。神社で時折見せる、その神々しいまでに美しい巫女姿を見た者は幸運と言えよう。眼福にあずかった者からその美しさは伝聞となって広がり、この地域では伝説の美少女として知られていた。ホームを行き交う人々もちらりと見てはその美しさ、可愛らしさに目を奪われていた。
 そしてその可憐さからは想像もつかないが、彼女は人知れず鬼獣淫界の鬼共と戦い、人々の安寧を守る戦士でもあるのだ。

Category: 同人

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